SSブログ

KLオリジナルレザー製品紹介 [KL WORKS レザークラフト部]

前回のKL WORKSレザークラフト部で紹介したもののほかに、まだたくさんあるんですけど、今回紹介するのは、暗闇での作業や停電時に重宝するミニライトを入れるケースです。ここでは2種類を作成してみました***それとコンチョ(コイン型ボタン)製作用玉台を紹介します。

DSC_0471.jpg

左からLED改造型マグライトです。もともとは電球型でしたが電池の消耗量を考えてLEDに改造しました。ケースは前回紹介した長財布黄染め牛皮の切れ端部分を使用しました。捨てるのはもったいないですよね~って!!できる限り使うのがキティーラブ流なのです・・・となりにあるのは強力な光線を放つペリカンライトで、オールアルミニウムの削り出し製品です。ちょいとばかり寸胴なのですが、コンパクトでベルト装着に適しています。

DSC_0469.jpg

勝手な想像で製作したハンドメイド玉台で、真鍮の固まりを旋盤で円錐状に削って作成してみました。直径5cmぐらいまでのコンチョが作成できますが、コンチョにする物の直径が小さいと、曲率が稼げません***

DSC_0474.jpg

その作成方法玉台に皮の切れ端を置いて金槌丸い方でコインを押さえつけて中型ハンマーで叩きつけます***皮切れ端を置くことでコンチョになる物が傷付くことなく綺麗に曲げることができます・・・

 DSC_0475.jpg

このように曲げますが、物が小さいので曲げが強調されないのですよ。このようなときは、厚皮と薄皮を重ねて段差を作り玉台の上に敷いて叩くんですよ・・・そうすることで、小さな物でも曲率が稼げます。

 DSC_0476.jpg

その後の作業を画像に記録し忘れたのですが、かなり飛んでしまいますが、コンチョの凹んだ中央部分に組みねじ(アルバムなどで使うオス&メスのセットネジ)のメスを銀ロウで溶接します。このときも玉台を使用***コンチョの窪みから組みネジの頭が2mm~3mm出るのがBetter(皮の厚さも計算しましょう)

ちなみにこの場所はタイル張りのため、衝撃でタイルが割れてしまいます。シッカリした作業台等の上で叩くんですよ~・・・

DSC_0472.jpg

ケース作成は2日かかります。そのわけは、画像のライトケース部分の皮を十分に濡らしてライトの型に型合わせしなくてはなりません。型合わせ終了後は1日かけて乾燥させます・・・そのあとはサイビノールで接着し形を整えて、菱目打ちし糸で縫い合わせます。ベルトフック部分は、トコノールで仕上げ、本体にかしめてアメリカンホックを付け完成です。

DSC_0473.jpg

これも作成方法は同じです。ここでも縁部分は形を整えて縁落としで綺麗にし、トコノールを塗ってこれでもかというくらい擦って(あめ色になるまで)磨きます。 特に曲がり部分は皮弛みが発生するので、見た目が悪くなるのでシッカリ磨きましょうね***

今回作成したマグライトケースのコストですが、「コンチョ」「アメリカンホック」「かしめ」余り物の皮でトータル500円ってところでしょうね*****ちなみに前回紹介したラビットファーブラ君ブラックスペシャル長財布のコストは、トータル2500円くらいですね~ラビットファーがちょいと500円高いぐらいです。と言うことは、アクセントなしだと2000円以下ってことですな・・・

商売にしている方には申し訳ないですが***自分で作ったら安っすいもんですよ~作業費含めてもそんなに御高くならないはずっす・・・   巷では一桁違う値段で売っているようですが、キティーラブからするとボッタ扱いですね(ぼろ儲けしてんの?って)***ま~さておき考え方はみんな違うでしょうが、芸術を買うと思えば安いのかもしれませんがね*****

レザークラフトに関してシロートなキティーラブが、自己流で作成している物なので、上記の自己満足ボヤキをどうかご理解いただければ嬉しいです。

 


nice!(104)  コメント(3)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 104

コメント 3

kinkin

ご来訪並びに nice! ありがとうございました。
革細工のマグライトケース良いですね、アウトドアーでベルトに通して
持っていると格好良さそうですね。
by kinkin (2011-06-17 17:41) 

Gokigensan-Pictures

レザークラフト部、楽しく拝見させて頂いております。
自己流っていう事ですが本格的ですね。
by Gokigensan-Pictures (2011-06-18 08:58) 

まる

 こんばんは。
 nice!をありがとうございました。
 時間と手間をかけるからこそ、ミニライトにジャスト
サイズのものができるのでしょうね。
 コストもかからない上に、作ることも楽しめるので、
手作りはいいですよね。
by まる (2011-06-19 00:17) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。