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KLオリジナルレザー製品紹介 [KL WORKS レザークラフト部]

前回のKL WORKSレザークラフト部で紹介したもののほかに、まだたくさんあるんですけど、今回紹介するのは、暗闇での作業や停電時に重宝するミニライトを入れるケースです。ここでは2種類を作成してみました***それとコンチョ(コイン型ボタン)製作用玉台を紹介します。

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左からLED改造型マグライトです。もともとは電球型でしたが電池の消耗量を考えてLEDに改造しました。ケースは前回紹介した長財布黄染め牛皮の切れ端部分を使用しました。捨てるのはもったいないですよね~って!!できる限り使うのがキティーラブ流なのです・・・となりにあるのは強力な光線を放つペリカンライトで、オールアルミニウムの削り出し製品です。ちょいとばかり寸胴なのですが、コンパクトでベルト装着に適しています。

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勝手な想像で製作したハンドメイド玉台で、真鍮の固まりを旋盤で円錐状に削って作成してみました。直径5cmぐらいまでのコンチョが作成できますが、コンチョにする物の直径が小さいと、曲率が稼げません***

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その作成方法玉台に皮の切れ端を置いて金槌丸い方でコインを押さえつけて中型ハンマーで叩きつけます***皮切れ端を置くことでコンチョになる物が傷付くことなく綺麗に曲げることができます・・・

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このように曲げますが、物が小さいので曲げが強調されないのですよ。このようなときは、厚皮と薄皮を重ねて段差を作り玉台の上に敷いて叩くんですよ・・・そうすることで、小さな物でも曲率が稼げます。

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その後の作業を画像に記録し忘れたのですが、かなり飛んでしまいますが、コンチョの凹んだ中央部分に組みねじ(アルバムなどで使うオス&メスのセットネジ)のメスを銀ロウで溶接します。このときも玉台を使用***コンチョの窪みから組みネジの頭が2mm~3mm出るのがBetter(皮の厚さも計算しましょう)

ちなみにこの場所はタイル張りのため、衝撃でタイルが割れてしまいます。シッカリした作業台等の上で叩くんですよ~・・・

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ケース作成は2日かかります。そのわけは、画像のライトケース部分の皮を十分に濡らしてライトの型に型合わせしなくてはなりません。型合わせ終了後は1日かけて乾燥させます・・・そのあとはサイビノールで接着し形を整えて、菱目打ちし糸で縫い合わせます。ベルトフック部分は、トコノールで仕上げ、本体にかしめてアメリカンホックを付け完成です。

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これも作成方法は同じです。ここでも縁部分は形を整えて縁落としで綺麗にし、トコノールを塗ってこれでもかというくらい擦って(あめ色になるまで)磨きます。 特に曲がり部分は皮弛みが発生するので、見た目が悪くなるのでシッカリ磨きましょうね***

今回作成したマグライトケースのコストですが、「コンチョ」「アメリカンホック」「かしめ」余り物の皮でトータル500円ってところでしょうね*****ちなみに前回紹介したラビットファーブラ君ブラックスペシャル長財布のコストは、トータル2500円くらいですね~ラビットファーがちょいと500円高いぐらいです。と言うことは、アクセントなしだと2000円以下ってことですな・・・

商売にしている方には申し訳ないですが***自分で作ったら安っすいもんですよ~作業費含めてもそんなに御高くならないはずっす・・・   巷では一桁違う値段で売っているようですが、キティーラブからするとボッタ扱いですね(ぼろ儲けしてんの?って)***ま~さておき考え方はみんな違うでしょうが、芸術を買うと思えば安いのかもしれませんがね*****

レザークラフトに関してシロートなキティーラブが、自己流で作成している物なので、上記の自己満足ボヤキをどうかご理解いただければ嬉しいです。

 


レザークラフト部が開設しましたよ [KL WORKS レザークラフト部]

久しぶりにKL WORKS 趣味のお部屋にご案内いたします。 ちなみにキティーラブの自己満足の世界であり、自己流デザインで雑誌等の見真似で作成しておりますので、そのあたりを御理解願います。

以前から使用していた手作り皮製長財布が老朽化したため修理しようと考えていましたが、今後のレパートリーを増やすことや、いろんな物を作成したいので、ライセンス生産が出来るように厚紙で型を起して一から作成することにしました。

今回の紹介はおなじみの長財布で、黒ラビットファーを使用したブラ君ブラックスペシャルです。まずお先に出来上がりを見てみましょう。

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作成過程です*****個人差はあるのですが、キティーラブの場合、外側のアウターの柄や形を決めてからカードケースや小銭入れのインナーを作成します。まずはアウターの作成で、ラビットファーの毛並みと相談して毛の形を決めます・・・・・

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あらかじめ厚紙で作っていた型で、アウターの皮を切り出して、ラビットファー部分を「4本菱目打ち」と「2本菱目打ち」で縫い目を作ります。ラビットファーを縫い付ける前にアウターレザーと重なる縁部分にトコノール(艶出しのコート剤)を塗り、ウェスでひたすら磨いて(あめ色になるまで)コーティングします。

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裏返しにするとこのとおり***くり貫いた皮をサイビノール(皮用ボンドで固定し、ラビットファー部分を強化します。

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アウターの裏皮はインナーと同じ厚さの皮で組み合わせていきます・・・その他のパーツは、上の画像のように「カード入れ」と「小銭入れ」と「お札入れ」で組み合わせます。

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こちらは小銭入れでファスナー部分の縫い付けです。ファスナーを裏から両面テープで固定してから菱目打ちしますよ・・・ちなみにファスナーの向きは好みで決めます。

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裏返しにするとこのとおり比較的綺麗に縫えているでしょうね*****ここでもすべての縁部分はトコノールでコーティングします。

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これはアウターとカードケースをサイビノールで接着しているところ***

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あらかじめファスナーを縫い合わせた「小銭入れ」と「お札入れ」をサイビノールで接着しておいて、最後に均等になるように菱目打ちします。

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すべてのパーツを組み合わせて菱目打ちをすると、このような感じになります。ハト目打ちで裏表の皮の接着を強化しておきます・・・それと言い忘れましたが、パーツを組む前に、コンチョ(コインホック)相手側のアメリカンホックを取り付けておかないといけませんぞ~結構忘れるんですよ・・・

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途中の画像がチョイと抜けていますが、このように縫い合わせていきます。

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このように最高4枚の皮で厚縫いしてますが、ヤスリやトコノールなどを駆使して、1枚の皮で出来ているかのように加工します。角部分もしっかり丸めて最後にまたトコノールを塗ってこれでもかと言うくらい擦って磨き上げてから完成となります*****あとはお好みで仕上げ用ワックスなどを施せば防水にもなっていいんじゃないですかね~

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左が今回作成したラビットファーブラ君ブラックスペシャルで、黄色と黒で色合いが何ともいえませんが、皆さんはどう評価していただけるでしょうか・・・ちなみに右は、ラビットファーブラ君ブラックスペシャル作成の2週間前に完成したプロトタイプで、型起しのために作った物です***アクセント部分は両面スティングレイ(エイ皮)を使用しております。

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このほかにもたくさん作成したのですが、現在身近にあるものとして紹介しますよ*****

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左にあるのは半年前に作成し、キティーラブ嫁にプレゼントしたカービングを施した長財布です。右端はスマートフォンケースで、ラビットファー仕様で作ってみました。下段では左から「スティングレイキティーリボンのコインケース」と「トゲ付きスティングレイカードケース」その横は「ベルトキーホールダー」最後に「キーケース」です。いずれもKL WORKSレザークラフト部の自己流で型起ししているので、材料が入手できればいつでもライセンス生産できます。

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キティーラブ嫁にプレゼントしたキティーらしきものがいる花柄とバスケット柄のカービング長財布です。笑っちゃいますが、デザインに違和感がありますね・・・初めてカービングに挑戦してみたのですが、本当に立体感を出すために、模様を叩く順番があるんですね~難しいですよ*****そのうちまたチャレンジしてみますので、そのときは作成過程を紹介します。

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あまりのキティーラブの自己満足に、うちの娘もついていけないようで、眠くなってきたみたいです*** 「キティーラブ~恥ずかしいからやめて」って言っているようですね・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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